インターネットを楽しむならケーブルテレビ?メリット・デメリットを解説

ケーブルテレビ インターネット

これからインターネット回線を契約しようと思ったとき、選択肢としては「光回線」のほかに「ケーブルテレビ(CATV)」が挙げられます。

どちらを契約してもインターネットを使うことはできますが、最大速度や月額料金、利用できるサービスなど様々な点で違いがあります。

また、それぞれメリットがある一方で少なからずデメリットもあるので、適当に選んで契約するのはおすすめできません。

そこで本記事では、光回線との違いを解説した上で、ケーブルテレビのメリットやデメリットを解説していきます。

今まさにケーブルテレビと光回線のどちらに申し込むべきかを迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

ケーブルテレビと光回線の違い

はじめに、ケーブルテレビと光回線の違いから確認していきましょう。

それぞれの特徴がひとめでわかるように一覧表にしてまとめたので、まずは以下の表をご覧ください。

ケーブルテレビと光回線の違い

ケーブルテレビ 光回線
使っている回線 同軸ケーブル+光ファイバー 光ファイバーのみ
最大速度 概ね320Mbps
※ケーブルテレビ局によって異なる
概ね1Gbps
※一部地域で最大10Gbps対応
特徴 プランによってテレビとネットが割安価格で利用できる
データの伝送効率が悪いことから速度は遅め
インターネットだけを使う場合は
長距離の送受信が可能でデータの伝送効率が良いことから速度が速い
一部の光回線ではオプションを付けるとテレビも視聴可能になる
一部の地域では光ファイバーが敷設されていないことから利用できない場合がある
向いている人 インターネットは程々に使いつつ、主にテレビ番組を視聴する時間が長い人 動画コンテンツやオンラインゲームなどのインターネットを楽しみたい人

大まかにまとめると、両者には上記のような違いがあります。

ここからは、ケーブルテレビと光回線の特徴について詳しく解説していきます。

ケーブルテレビの特徴

ケーブルテレビは、同軸ケーブルと光ファイバーを組み合わせてインターネット接続を行います。

仕組みとしては、日本全国にあるケーブルテレビ局から各地域に設置された変換器までを光ファイバーでつなぎ、変換器から各物件までは同軸ケーブルを使用しています。

同軸ケーブルは山間部や電波が届かない一部の地域でも安定して映像配信を行うための技術で、そこにインターネット接続をするための機能を付け加えたものとイメージしてもらえれば良いかと思います。

途中で同軸ケーブルを挟むことによってデータの伝送効率が悪くなってしまうことから、光ファイバーのみを使う光回線に比べて通信速度が遅いことが欠点です。

ただし、もともとは映像配信のためのサービスであったことから、テレビとインターネットをセットで利用する場合は料金が割引されることが多々あります。

視聴できるサービスはケーブルテレビ局にもよりますが、地上波やCS/BS放送はもちろんのこと、ゴルフや釣りなどの専門チャンネルも楽しめます。

昨今では4Kや8Kといった大容量のデータ通信を行うサービスが数多く登場していますが、ケーブルテレビの光回線方式(FTTH)化が進んでいることから、ケーブルテレビでもこれらのコンテンツを充分に楽しめるようになっています。

光回線の特徴

光回線は、日本全国に敷設されている光ファイバーケーブルを使ってインターネットに接続します。

ケーブルテレビのような同軸ケーブルを使用せず、光ファイバーのみを使うことから他の電波干渉を受けづらく、長距離でも超高速のデータ送受信が可能です。

また、基本的に最大1Gbpsの速度に対応しており、一部の光回線や地域では最大10Gbpsもの超高速通信が利用でき、昨今のインターネット回線における主力となっています。

ただし、総務省の「光ファイバの整備状況https://www.soumu.go.jp/main_content/000690172.pdf」によると、2019年3月末時点における全国での光ファイバー整備率は98.8%となっており、広いエリアで使えるようになったものの、一部の地域では光回線を利用することができません。

残りの1.2%(およそ66万世帯)に該当する地域に住んでいる場合は、地域で提供されているケーブルテレビを利用するか、モバイルWi-Fiやホームルーターを利用する必要があります。

ケーブルテレビのデメリット

ケーブルテレビには、以下のようなデメリットが存在します。

ケーブルテレビのデメリット

  • 回線速度が遅い
  • 月額料金が割高
  • au以外はスマホセット割が無い

それぞれのデメリットについて解説していきます。

回線速度が遅い

ケーブルテレビは、光ファイバーと同軸ケーブルを組み合わせてインターネットに接続しています。

映像を受信するためのケーブルにインターネット接続用の機能を付帯したものなので、光ファイバーケーブルに比べて実測値が遅い傾向にあります。

また、インターネット接続サービスとしての理論値も光回線に劣っていることが多いです。

たとえば、ケーブルテレビで有名な「JCOM」の通常プランは最大速度が320Mbpsですが、光回線の場合は基本的に1Gbpsに対応しています。

そのため、ケーブルテレビでは通信速度が足りず、動画コンテンツやオンラインゲームを充分に楽しめない可能性が考えられます。

月額料金が割高

ケーブルテレビの月額料金は、光回線に比べて割高な価格設定になっていることが多いです。

ここでは、ケーブルテレビ代表として「JCOM」を例に挙げ、有名どころの光回線の月額料金と比較して見てみましょう。

サービス名 最大速度 月額料金
JCOM
(NET320Mコース)
最大320Mbps 6,180円
フレッツ光
ネクストギガマンション・スマートタイプ)
最大1Gbps 3,355円+プロバイダ利用料(550円〜)
ドコモ光
(タイプA)
最大1Gbps 4,000円
auひかり 最大1Gbps 3,400円〜5,000円
ソフトバンク光 最大1Gbps 3,800円
NURO光 最大2Gbps 4,743円

※集合住宅向けの料金プランで比較しています

ご覧の通り、JCOMの月額料金はネット単体プランだと6,000円を超える価格設定になっています。

一方、光回線の月額料金は集合住宅向けプランでおおよそ4,000円前後となっているので、ひと月あたり2,000円ほどの差額が出る計算です。

JCOMの場合はテレビや電話をセットにすると月額料金が安くなりますが、それでも基本的には光回線よりも割高な価格設定となっています。

今回はJCOMを例に挙げて解説しましたが、JCOM以外のケーブルテレビ局も光回線より月額料金が高めなケースが多いので、インターネットを使うなら光回線を選ぶことをおすすめします。

au以外はスマホセット割が無い

ケーブルテレビを選んだ場合、基本的にスマホとのセット割はありません。

ただし、JCOMをはじめとする一部のケーブルテレビ局では、auスマホとのセット割の「auスマートバリュー」が適用可能です。

そのため、auスマホを使っている場合は対象のケーブルテレビ局と契約することで、auスマホの基本料金が最大で毎月1,000円も割引されます。

なお、ドコモやソフトバンクではケーブルテレビ局との組み合わせでセット割が適用されることはありません。

インターネット回線に申し込むときはスマホとのセット割を考慮して選ぶのが鉄則なので、ドコモやソフトバンクを使っている人はセット割のある光回線を選ぶのがおすすめです。

ケーブルテレビのメリット

ここまでケーブルテレビを選んだときのデメリットを解説してきました。

この項目では、ケーブルテレビを契約した場合のメリットについてご紹介していきます。

ケーブルテレビを契約した場合のメリット

  • 地域のテレビ番組が視聴できる
  • アンテナを立てずにテレビが見られる
  • インターネットとテレビをセットで利用するなら割安

ケーブルテレビには全部で3つのメリットがあります。

デメリットを確認したついでにメリットもあわせて確認しておきましょう。

地域のテレビ番組が視聴できる

ケーブルテレビを契約すると、地デジやCS/BS放送以外にも地域限定のテレビ番組が視聴できます。

地域情報に特化した番組が放送されていることが多いので、たとえば知らない飲食店や新しくできたばかりの施設を知ることができます。

アンテナを立てずにテレビが見られる

通常、テレビ番組を視聴するためには放送電波を受信するためのアンテナを立てる必要があります。

ですが、ケーブルテレビの場合は同軸ケーブルを通して映像データを受信できるので、アンテナを立てることなくテレビ番組の視聴が可能です。

アンテナがあると外観を損なってしまったり洗濯物を干す際に邪魔になったりしてしまいますが、ケーブルテレビであればそういった心配がないことが特徴です。

インターネットとテレビをセットで利用するなら割安

ケーブルテレビは、基本的に「テレビ+インターネット」がひとつにパッケージングされた料金プランを提供しています。

光回線の月額料金に比べると割高ですが、普通にインターネットを契約してテレビを視聴することを考えると決して高すぎる価格設定ではありません。

また、毎月の料金支払いをひとまとめにできるので家計を管理する際にも役立ちます。

インターネットを楽しむなら光回線がおすすめの理由

ここまでケーブルテレビを契約した場合のメリット・デメリットについて解説してきました。

普段からテレビをよく見る人にとってはメリットがあるといえますが、昨今では動画コンテンツやオンラインゲームを楽しむ人も増えています。

これらはすべて通信品質によって快適さが変わってくるため、インターネットを楽しみたいなら選ぶべきは光回線一択といっても過言ではありません。

また、ケーブルテレビは「テレビ+ネット」が割安で使えますが、光回線でもオプションをつけることでテレビサービスを視聴できます。

月額料金も決して高くないので、通信品質や通信速度に対するコストパフォーマンスの良さも考慮すると、ケーブルテレビより光回線を選ぶことをおすすめします。

お得な光回線サービス一覧

これから光回線を申し込む人に向けて、自分にピッタリの光回線サービスの選び方をご紹介します。

光回線を選ぶ場合は、いま使っているスマートフォンのキャリアとセット割が組める光回線を選ぶことが鉄則です。

以下、セット割が使える組み合わせをご紹介しているので、光回線を選ぶ際の参考にしてみてください。

セット割があるおすすめ光回線

  • ドコモユーザー:ドコモ光
  • auユーザー:auひかり
  • ソフトバンクユーザー:NURO光
  • ワイモバイルユーザー:ソフトバンク光

ソフトバンクユーザーにNURO光がおすすめの理由は、ソフトバンク光よりもNURO光のほうが月額料金が安いためです。

NURO光は日本全国展開ではないので申し込めるユーザーは限られてしまいますが、NURO光が使えるエリアに住んでいるのであればソフトバンク光よりもおすすめの光回線です。

セット割を使うことで毎月のスマホ代が最大で1,000円も割引されるので、光回線と組み合わせるだけで年間12,000円も通信費を節約できます。

auユーザーなら一部のケーブルテレビでセット割が適用可能ですが、すでにご紹介した通信速度や通信品質に対するコスパの良さから、光回線を選ぶことをおすすめします。

まとめ

本記事では、ケーブルテレビでインターネットを使う場合のメリットとデメリットをご紹介しました。

テレビとネットが割安な価格で使えるケーブルテレビですが、その仕組みから通信速度が遅い上に通信品質はよくありません。

また、光回線に比べても月額料金が割高なので、インターネットを楽しみたいなら絶対的に光回線を選ぶことをおすすめします。

光回線なら使っているスマートフォンの携帯キャリアに応じてセット割が使えるので、毎月の通信費も節約できます。

この記事を読んだことを機に、光回線への申し込みご検討されてみてはいかがでしょうか。

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