格安SIMには数多くのサービスがあり、それぞれ特徴も大きく異なります。
そのため全ての人に一律でおすすめできるサービスがあるわけではありません。
いくら他の人の評判が良かったとしても、自分にあっていないサービスを選んでしまうと、あとで後悔することになってしまうのです。
この記事では格安SIMの選び方や、目的別にどのサービスがおすすめかを解説しています。
格安SIMのおすすめや選び方は人によって異なる
人によって格安SIMに求める価値は違います。たとえば、以下の表にまとめたような感じです。
【要望別・おすすめ格安SIMサービスの特徴】
動画やインターネット閲覧をさくさく楽しみたい方 | 安定して高速な通信速度が利用できるサービスがおすすめ |
とにかくスマートフォンの月額料金を節約したい方 | 月額料金が安いなどコストパフォーマンスが高いサービスがおおすめ |
トラブルが起こったときの対処が不安な方。電話のサポートだけでは心許ないと感じる方。 | 大手キャリアのように店舗でサポートしてもらえるサービスがおすすめ |
スマートフォンでたくさん動画を視聴する方 | データ通信量が大容量であったり、料金プランが豊富だったりするサービスがおすすめ |
スマートフォンで頻繁に長電話をする | 国内通話が完全かけ放題のサービスがおすすめ |
ご覧のように、スマートフォンの利用スタイルによって求める価値やおすすめも異なってくるわけです。
たとえば、いくら安いサービスでも、通信速度が遅かったりデータ通信量が少なかったりすれば動画をさくさくと視聴することはできません。
こういった方には、料金が多少高くなっても、通信品質がよかったりデータ通信量が大きかったりするサービスをおすすめします。
残念ですが、すべての人に共通しておすすめできるような「何をとってもNo1」といえるようなサービスはありません。
格安SIMの選び方
ここでは格安SIMを選ぶ際に、抑えておきたいポイントをまとめて紹介します。
前項で説明した通り利用スタイルによって、選ぶべき格安SIMサービスの特徴は違います。
ここで紹介するポイントはどれも重要ですが、人によって「これは大事にすべき。これはそうでもない」と別れる筈です。
データSIMか音声SIMかを選ぶ
格安SIMには大きく分けてデータSIMと音声SIMの2種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 概要 |
データSIM | インターネット接続ができるが、「080・090」の電話番号を使った通話ができないSIM。音声SIMと比較して月額料金が安い。 |
音声SIM | インターネット接続に加え、「080・090」の電話番号を使い通話ができるタイプのSIM。データSIMよりも料金が高い。 |
スマートフォンを利用する際は音声SIMを選ぶ方が多いですが、たとえばタブレットや2台目のスマートフォン用にデータSIMを選ぶ方もいます。
ご自身の利用にあった方を選んでください。
なおデータSIMを選んだとしてもLINEやIP電話※による通話は可能です。
※
IP電話はインターネット回線を使った電話で、050から始まる電話番号が割り振られます。
080・090の電話と違いインターネットにつながっていないと使えなかったり、通信環境が悪いと通話品質が落ちたりするのがデメリットです。
一方、国内の固定電話には3分8円でかけられるなど通話料金は安くなる場合があります。
通信品質と料金はどちらを重視するか
通信品質は格安SIMごとに同じではありません。各格安SIMの提供元がネットワーク設備を自前で運用しているためです。
設備状況や混雑状況等によって通信品質が変わります。
どのくらいの差があるか、いくつかの格安SIMを比較してチェックしてみましょう。
ここでは通信速度計測サイト「みんなの通信速度」のデータをもとに比較を行います。
【直近3ヵ月分の計測データ】
時間帯 | ワイモバイル | NUROモバイル | LINEモバイル |
朝 | 47.13Mbps | 24.53Mbps | 28.77Mbps |
昼 | 32.48Mbps | 4.14Mbps | 3.93Mbps |
夕方 | 33.37Mbps | 15.45Mbps | 9.76Mbps |
夜 | 33.59Mbps | 10.48Mbps | 24.02Mbps |
深夜 | 42.33Mbps | 80.96Mbps | 51.61Mbps |
※2020年11月27日時点のデータ
ご覧のように、通信品質に定評があるワイモバイルは、深夜を除き他格安SIMより通信速度が速くなっています。
特に顕著なのは、ランチタイムを含む昼や退勤下校時となる夕方のように、利用ユーザー数が増える時間帯の通信速度。
これらの時間帯は、他サービスと比較して通信速度の差が激しいことがわかるでしょう。
次に、これらサービスの料金を比較してみます。
ブランド名/プラン名 | データ通信量 | 月額料金 |
ワイモバイル スマホベーシックプランS |
3GB | 1,980円 |
NUROモバイル Sプラン(D) |
2GB | 1,400円 |
LINEモバイル 3GBプラン |
3GB | 1,480円 |
データ通信量が全く同じではないものの、こうして比べてみても、ワイモバイルのプランが料金は高いことがわかります。
そのため、より料金を安くしたいか、このぐらいの差であれば通信品質を選ぶのかは、利用者によって分かれるところです。
データ通信量はどのくらい必要か
利用者によって大きく異なるのが、「データ通信量はどのくらい必要か」という点です。
LINEの通話やテキストメッセージ送受信、簡単なインターネット検索等くらいしか使わないなら小容量ですみます。
たいして、動画をたくさん視聴したいのであれば大容量が必要となります。
以下、参考までにデータ通信量の種類別にどんなことができるか、簡単な目安を紹介します。
これを参考に必要なデータ通信量を検討してみてください。
月間データ通信量 | 使い道の目安 |
5GB以下 | ホームページ閲覧やSNS利用がメイン。それほど長い時間でなければ動画視聴も可能 |
5GB超~10GB以下 | ホームページ閲覧やSNSの他、動画視聴やオンラインゲームもある程度楽しみたい人向け。 |
10GB超 | 10GB超の大容量なら、ホームページ閲覧・SNS閲覧はもちろん、動画視聴やオンラインゲームもたっぷり楽しめる。ただし上限はあるので、高画質な動画を長時間視聴するなどの際は足りないと感じることもある。 |
無制限 | 高画質な動画の視聴もオンラインゲームも、時間を気にせず思う存分楽しめる。 |
なお現在他の格安や大手キャリアを利用している場合、現在どのくらい消費しているのかを参考にして、新しいサービスを選ぶのも1つの手です。
消費容量はその業者が提供しているアプリやマイページ等で確認できます。
それからMM総研が行った「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2020年2月時点)※」調査によれば、利用者の約6割が月間3GB以内ですんでいるとのこと。
※https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=418
どうしても必要なデータ通信量が分からなければ、まずは3GB/月以下のプランからはじめるのもよいでしょう。
ほとんどの格安SIMが、契約後も料金プラン変更が可能なので、足りないと思ったらよりデータ通信量の大きいサービスに切り替えることも可能です。
データ通信量を節約できる「カウントフリー(データフリー)」もある
必要なデータ通信量について検討するときは、「カウントフリー(データフリー)」のオプションについてもチェックしたいところです。
カウントフリーとは、指定された用途のインターネット接続に限って、消費するデータ通信量を「0」にできるサービスを指します。
たとえば、YouTubeが対象であれば、YouTubeでいくら動画視聴をしてもデータ通信量が減らないわけです。
結果的に、その用途に関してはデータ通信量を気にせず無制限に利用できます。
もし、よく利用するサービスが対象になっているなら、カウントフリーオプションのあるサービスを選ぶのも1つの手です。
思う存分そのサービスを楽しめるだけでなく、結果的に消費するデータ通信量も減らせるので毎月の料金の節約にもなります。
BIGLOBEモバイルではYouTube等のエンタメ系コンテンツ、LINEモバイルはTwitter・インスタグラム等のSNSを対象としたカウントフリーオプションを提供中。
共におすすめのサービスとなっていま。
※実際にどんなコンテンツがカウントフリーの対象かは後述します。
通話はどのくらいするか
LINE等でなく「080/090」の電話番号によってどのくらい通話するかは、人によって異なります。
たくさん通話する方は、電話かけ放題のオプションを利用するのがおすすめです。通話料金を大幅に節約できることもあります。
一口に電話かけ放題のオプションと言っても、以下のような種類があります。
種類 | 概要 |
国内通話完全かけ放題 | 通話時間の制限なく、国内通話が完全かけ放題 |
1回●の通話かけ放題 | 1回●分(5分・10分など)の国内通話がかけ放題。 ※その時間を過ぎると通話料金が別途発生する |
月間合計最大●分までの通話がかけ放題 | 毎月の通話時間の合計が最大●分になるまで、追加料金なしで通話ができる |
●●に対してかけ放題 | 家族や「その月に通話した相手トップ3」等、決まった相手に対する通話がかけ放題 |
この中で当然「完全かけ放題」が最もオプション料金が高くなります。
一方、「1回の通話時間は短い」「通話先が決まっている」といった場合は、他オプションを選んで料金を節約することも可能です。
それでは、通話オプションを利用することでどのくらいの通話料金を節約できるものでしょうか。
もちろん人によって全く異なると想定されますが、ここでは参考までに国内完全かけ放題オプションがある「UQモバイル」を例にとってみてみましょう。
仮に週に5回、1日に1時間ずつ通話をするとします。
この場合、仮にオプションを使わないと、1ヵ月(4週間)で以下通話料がかかる計算です。
<1回の通話料金>
60分÷30秒×20円=2,400円
<1ヵ月間(4週間)の通話料金>
2,400円×5(週5日)×4(4週間)=48,000円
これが、国内通話かけ放題オプションを利用すれば、1,700円/月ですむわけですから大きいですね。
店頭での相談は可能か
ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアであれば、何か困ったことがあった場合にお店へ行って店員に相談できます。
たいして大半の格安SIMサービスは店舗を展開していません。
そのため何か困ったことがあったら、電話やメールでサポートセンターへ問い合わせることが必要です。
ただし、自分でスマートフォンのトライブル解決が難しいという初心者の方、高齢者の方には店舗がないのは不安かもしれません。
そういった方は、格安SIMでも実店舗を展開しているサービスを選ぶとよいでしょう。
種類は限られますが、それらサービスでも店頭で相談が可能です。
通信回線はどれを選ぶか
大手キャリアで購入したスマートフォン端末は、その通信事業者の通信回線上でしか利用できないよう設定されているのはご存知でしたか?
たとえばドコモで購入したスマートフォン端末は、ドコモ回線上以外では使えないわけです。
この設定のことを「SIMロック」と呼び、この設定を消去することを「SIMロック解除」と言います。
SIMロック解除は、どのスマートフォン端末でもできるわけでなく、以下のとおりキャリア事に条件が定められています。
<SIMロック解除の条件>
ドコモ | ・SIMロック解除に対応した端末であること ※公式サイトで確認可能 ・端末購入後、100日以上は経過していること。(一括購入等で代金支払い済の場合は、この条件は満たさないでもOK) ・端末で利用料金や支払い状況が確認できること |
ソフトバンク | ・SIMロック解除に対応した端末であること ※公式サイトで確認可能 ・端末購入後、101日以上は経過していること。(一括購入等で代金支払い済の場合は、この条件は満たさないでもOK) ・速度制限がかかっていないこと ・解約済である場合は、解約日から90日以内であること |
au | ・SIMロック解除に対応した端末であること ※公式サイトで確認可能 ・端末購入後、101日以上は経過していること。(一括購入等で代金支払い済の場合は、この条件は満たさないでもOK) ・速度制限がかかっていないこと ・解約済である場合は、解約日から100日以内であること |
上記条件を満たせばSIMロック解除が可能ですが、専用の手続きが必要となる上に料金もかかります。
そのため格安SIMに移行する際は、スマートフォンを購入したのと同じ通信回線を選ぶのも1つの手です。
ほとんどの格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクいずれか(もしくは複数)に対応しています。
そこで、ドコモで購入したスマートフォン端末をSIMロック解除せずに使うためには、同じドコモ回線を使ったサービスを選べばよいわけです。
以下、参考までに主要な格安SIMごとの対応回線の種類を表にまとめて紹介しますね。
ブランド名 | 回線種類 |
LINEモバイル | ドコモ/au/ソフトバンク |
mineo | ドコモ/au/ソフトバンク |
イオンモバイル | ドコモ/au |
OCNモバイルONE | ドコモ |
BIGLOBEモバイル | ドコモ/au |
DTI SIM | ドコモ |
nuroモバイル | ドコモ/au/ソフトバンク |
IIJmio | ドコモ/au |
HIS mobile | ドコモ/ソフトバンク |
b-mobile | ドコモ/ソフトバンク |
ロケットモバイル | ドコモ |
NifMo | ドコモ |
目的別おすすめ格安SIMまとめ
ここでは目的別に、どの格安SIMがおすすめか解説しています。
ご自身の用途にあったメリットをもつ格安SIMを選ぶときに参考にしてください。
通信品質を重視するなら「ワイモバイル」
「通信速度は少しでも速い方がいい」「混雑する時間帯も含めて安定した通信速度で利用したい」 そういった要望があれば、おすすめできるのはワイモバイルです。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして運営されている格安SIMサービスで、その通信品質はユーザーに定評があります。
ワイモバイルより料金が安いサービスは他にありますが、通信品質を重視するならおすすめです。
以下、あらためて通信速度計測サイト「みんなの通信速度※」のデータから、ワイモバイルと他格安SIMの通信速度の違いをみてみましょう。
【直近3ヵ月分の計測データ】
時間帯 | ワイモバイル | NUROモバイル | LINEモバイル |
朝 | 47.13Mbps | 24.53Mbps | 28.77Mbps |
昼 | 32.48Mbps | 4.14Mbps | 3.93Mbps |
夕方 | 33.37Mbps | 15.45Mbps | 9.76Mbps |
夜 | 33.59Mbps | 10.48Mbps | 24.02Mbps |
深夜 | 42.33Mbps | 80.96Mbps | 51.61Mbps |
※2020年11月27日時点のデータ
ご覧の通り、ワイモバイルは時間帯に関わらず通信速度が一定して速くなっていますね。
【プラン概要/月額料金】
プラン名 | 月間データ通信量 | 国内通話 | 月額料金 | 利用回線 |
スマホベーシックプラン(S) | 3GB | 1回10分の国内通話かけ放題 | 2,680円 | au
|
スマホベーシックプラン(M) | 10GB | 1回10分の国内通話かけ放題 | 3,680円 | |
スマホベーシックプラン(L) | 14GB | 1回10分の国内通話かけ放題 | 4,680円 |
【主なオプション】
オプション名 | 概要 | 月額料金 |
スーパーだれとでも定額 | 国内通話がかけ放題となるサービス | 1,000円※ |
※「スマホベーシックプラン」等を利用する場合
データ通信量を気にせず利用したいなら「楽天モバイル」
データ通信量を気にせず、動画やオンラインゲームを楽しみたいという方も少なくありません。
そんな方におすすめできるのは、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」プランです。
このプランでは楽天回線エリアでの通信なら、データ通信量無制限でインターネット接続が可能。
楽天回線エリアは現時点でも市街地を中心として広がっているため、提供エリア内での利用ならおすすめできます。(提供エリアの確認は公式サイト※で可能です。)
※https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/
なお楽天回線エリアは、2021年までに人口カバー率96%へ拡大を予定。今までより、さらに使いやすくなります。
くわえてRakuten UN-LIMIT Vは国内電話も完全かけ放題である上に料金も月額2,980円と、このサービス内容では低価格。
実際、どのくらいお得か他の格安SIMの大容量プランと比べてみましょう。
ブランド名/サービス名 | 月間データ通信量 | 月額料金 |
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT V |
無制限
※楽天回線エリアで利用の場合(その他は5GB/月) |
2,980円 |
ワイモバイル スマホベーシックプランR+国内通話かけ放題 | 14GB | 5,680円 |
OCNモバイルONE 30GBプラン+1回10分電話かけ放題 | 30GB | 6,830円 |
イオモバイル音声50GBプラン+1回10分電話かけ放題 | 50GB | 7,830円 |
※国内通話かけ放題オプションがないサービスは、そのサービスで最も近いオプションを付与し比較しています。
今回比較した中では、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Vは、他プランの約半額、もしくは半額以下です。
こうして比較すると、本プランのお得さが際立ちますね。
<Rakuten UN-LIMIT Vプラン概要>
月間データ通信量 | 国内通話 | 月額料金 | 利用回線 |
無制限 ※パートナーエリア(au)での通信は5GB/月 |
無制限 | 2,980円 | 楽天及びau
|
「国内通話かけ放題」を使いたいなら「HIS mobile」か「楽天モバイル」
昨今では自宅に固定電話をおかずに、電話はスマートフォンのみ利用するといった方も少なくありません。
そういった方を含めて、スマートフォンの国内通話が完全かけ放題となるオプションは使い勝手がよいでしょう。
当然、頻繁に長電話をされる方には、本オプションは強く推奨されます。
前述の通り、このオプションをつけるか否かで、毎月の通話料金に大幅な差が生じる筈です。
国内通話かけ放題オプションを利用する際におすすめする格安SIMサービスは「HIS mobile」か「楽天モバイル」。
HIS mobileは格安SIMのなかでも特に本オプションを安く利用できるサービスです。
一方で楽天モバイルは、月額料金こそHIS mobileより高くなるものの、楽天回線エリアでインターネット接続がし放題になるメリットもあります。
料金の安さをとるか、インターネット接続の利便性をとるかで、どちらを選ぶかが分かれます。
【HIS mobile 格安かけ放題プラン概要】
月間データ通信量 | 国内通話 | 月額料金 | 利用回線 |
3GB/月~30GB/月 | 無制限 | 2,480円~ | ドコモ/ソフトバンク |
<Rakuten UN-LIMIT Vプラン概要>
月間データ通信量 | 国内通話 | 月額料金 | 利用回線 |
無制限
※パートナーエリア(au)での通信は5GB/月 |
無制限 | 2,980円 | 楽天/au |
料金プランの豊富さで選ぶなら「イオンモバイル」
たとえば毎月6GB/月しか使わないのに、最も近いデータ通信量が10GB/月のプランしかないと、毎月4GB/月分の料金を無駄にしていることになります。
そのため、料金プランの種類がより多いサービスの方が、この無駄を減らすことができるのです。
その点、イオンモバイルは、数ある格安SIMサービスの中でも料金プランの種類が豊富なサービスでおすすめできます。
月ごとにプラン変更も受け付けているので、たとえば、あまり使わない月はデータ通信量を減らすことも可能です。
また同じデータ通信量で比較しても、イオンモバイルは他社料金プランより安いことが多くなっています。
【一般ユーザー向けプラン】
データ通信量/プラン名 | 音声プラン | データプラン | シェア音声プラン | 利用回線 |
500MB/月 | 1,130円/月 | – | – | ドコモ/au |
1GB/月 | 1,280円/月 | 480円/月 | – | |
2GB/月 | 1,380円/月 | 780円/月 | – | |
4GB/月 | 1,580円/月 | 980円/月 | 1,780円/月 | |
6GB/月 | 1,980円/月 | 1,480円/月 | 2,280円/月 | |
8GB/月 | 2,680円/月 | 1,980円/月 | 2,980円/月 | |
12GB/月 | 2,980円/月 | 2,380円/月 | 3,280円/月 | |
14GB/月 | 3,580円/月 | 2,980円/月 | 3,880円/月 | |
20GB/月 | 3,980円/月 | 3,280円/月 | 4,280円/月 | |
30GB/月 | 4,980円/月 | 4,280円/月 | 5,280円/月 | |
40GB/月 | 5,980円/月 | 5,480円/月 | 6,280円/月 | |
50GB/月 | 6,980円/月 | 6,480円/月 | 7,280円/月 |
【60歳以上限定/やさしいプラン】
データ通信量/プラン名 | 音声プラン | データプラン | シェア音声プラン | 利用回線 |
200MB/月 | 980円/月 | – | – | ドコモ/au |
3GB/月 | 1,280円/月 | 680円/月 | – | |
6GB/月 | 1,580円/月 | 1,080円/月 | 1,880円/月 | |
8GB/月 | 1,980円/月 | 1,580円/月 | 2,280円/月 |
※
「やさしいプラン」は60歳以上のシニア限定で加入できるプランです。
通信速度が最大500Kbpsにおさえられるかわりに、月額料金が他プランより安くなっています。
カウントフリーを活用するなら「BIGLOBEモバイル」と「LINEモバイル」
特定のサービスでインターネットを利用することが多いのであれば、カウントフリーオプションがある格安SIMもおすすめ。
対象のサービスがデータ通信量の消費なしで利用できるようになります。
カウントフリーオプション付きで、特におすすめできる格安SIMサービスはBIGLOBEモバイルとLINEモバイルです。
BIGLOBEモバイルはエンタメ系コンテンツ、LINEモバイルはSNSに関する多くのサービスがカウントフリーの対象となっています。
そのため、これらのサービスをよく使う方は、データ通信量を気にせずたっぷり楽しめるわけです。
以下、それぞれのサービスとカウントフリーオプションの概要を記載します。
【BIGLOBEモバイル概要】
・基本プラン<音声SIM>
プラン名 | 月額料金 | 利用回線 |
1ギガプラン | 1,400円 | ドコモ/au |
3ギガプラン | 1,600円 | |
6ギガプラン | 2,150円 | |
12ギガプラン | 3,400円 | |
20ギガプラン | 5,200円 | |
30ギガプラン | 7,450円 |
・カウントフリーオプション概要
プラン名 | 月額料金 | 概要 |
エンタメフリー・オプション | 480円※
|
以下サービスはデータ通信量に関係なく無制限で利用可能
▽動画配信系<動画視聴に限る> ▽音楽・ラジオ配信<音楽・ラジオ聴取に限る> ▽電子書籍配信<閲覧・ダウンロードに限る> |
※音声SIM利用の場合
【LINEモバイル概要】
・基本プラン<音声SIM>
プラン名 | 月額料金 | 利用回線 |
500MBプラン | 1,100円 | ドコモ/au/ソフトバンク |
3GBプラン | 1,480円 | |
6GBプラン | 2,200円 | |
12GBプラン | 3,200円 |
・カウントフリーオプション概要
プラン名 | 月額料金 | 概要 |
LINEデータフリー | 0円 | 以下サービスが無制限で利用可能
・LINE |
SNSデータフリー | 280円 | 以下サービスが無制限で利用可能
・LINE・Twitter・Facebook |
SNS音楽データフリー | 480円 | 以下サービスが無制限で利用可能
・LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC、Spotify、AWA |
店舗でサポートして欲しいのであれば「イオンモバイル」か「ワイモバイル」
格安SIMを契約したいものの、大手キャリアのように店舗のスタッフに相談できないのが不安なら、おすすめは「イオンモバイル」か「ワイモバイル」。
それぞれ日本全国各地に、店舗が展開されており、困ったことがあれば相談しに行くことができます。
これらの格安SIMであれば、初心者の方や高齢者の方でも使いやすいでしょう。
その上、当然ながら料金は大手キャリアと比べて、はるかに安くなります。
またイオンモバイルは料金プランが豊富で節約しやすい、ワイモバイルは通信品質がよいといったメリットもあります。
店舗有無以外の点でも、それぞれメリットのあるサービスとなっています。
【イオンモバイル概要】
・一般ユーザー向けプラン
データ通信量/プラン名 | 音声プラン | データプラン | シェア音声プラン | 利用回線 |
500MB/月 | 1,130円/月 | – | – | ドコモ/au |
1GB/月 | 1,280円/月 | 480円/月 | – | |
2GB/月 | 1,380円/月 | 780円/月 | – | |
4GB/月 | 1,580円/月 | 980円/月 | 1,780円/月 | |
6GB/月 | 1,980円/月 | 1,480円/月 | 2,280円/月 | |
8GB/月 | 2,680円/月 | 1,980円/月 | 2,980円/月 | |
12GB/月 | 2,980円/月 | 2,380円/月 | 3,280円/月 | |
14GB/月 | 3,580円/月 | 2,980円/月 | 3,880円/月 | |
20GB/月 | 3,980円/月 | 3,280円/月 | 4,280円/月 | |
30GB/月 | 4,980円/月 | 4,280円/月 | 5,280円/月 | |
40GB/月 | 5,980円/月 | 5,480円/月 | 6,280円/月 | |
50GB/月 | 6,980円/月 | 6,480円/月 | 7,280円/月 |
・60歳以上限定/やさしいプラン
データ通信量/プラン名 | 音声プラン | データプラン | シェア音声プラン | 利用回線 |
200MB/月 | 980円/月 | – | – | ドコモ/au |
3GB/月 | 1,280円/月 | 680円/月 | – | |
6GB/月 | 1,580円/月 | 1,080円/月 | 1,880円/月 | |
8GB/月 | 1,980円/月 | 1,580円/月 | 2,280円/月 |
※通信速度が最大500kbpsにおさえられるかわりに料金が安いプラン
【ワイモバイル概要】
プラン名 | 月間データ通信量 | 国内通話 | 月額料金 | 利用回線 |
スマホベーシックプラン(S) | 3GB | 1回10分の国内通話かけ放題 | 2,680円 | ソフトバンク |
スマホベーシックプラン(M) | 10GB | 1回10分の国内通話かけ放題 | 3,680円 | |
スマホベーシックプラン(L) | 14GB | 1回10分の国内通話かけ放題 | 4,680円 |
大手キャリアから格安SIMへ移行する流れ
ここでは、参考までに大手キャリアから格安SIMへ移行する流れを簡単に解説します。
【STEP1】
大手キャリアで利用していた電話番号を、格安SIMでも利用したい場合は移行元のキャリアで「MNP予約番号」を発行してもらう必要があります。
以下、参考までに各キャリアにおけるMNP予約番号の申込窓口を紹介します。
ドコモ | ▽電話窓口 ・ドコモの電話:151(9時~20時) ・一般電話:0120-800-000(9時~20時)▽オンライン ・My docomo(https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/) |
au | ▽電話窓口 0077-75470(9時~20時)▽オンライン My au(https://www.au.com/my-au/)、もしくはez web |
ソフトバンク | ▽電話窓口 0800-100-5533(9時~20時)▽オンライン My SoftBank(https://www.softbank.jp/mysoftbank/) |
【STEP2】
大手キャリアで購入したスマートフォン端末を移行先でも使いたい場合は、前項で説明したように、以下2種類の方法があります。
- 同じキャリアの回線を使った格安SIMを選ぶ
- SIMロック解除の手続きを行う
異なるキャリアの回線を使った格安SIMを利用したいときは、上述の通りSIMロック解除を行ってください。
【STEP3】
ここまですんだら、MNP予約番号や本人確認書類を手元において、目的の格安SIMサービスを申し込みます。
サービス申し込みは、該当サービスの公式サイト(店舗があるサービスでは店舗でも可)で行います。
【STEP4】
SIMカードが自宅に届いたらスマートフォンに挿入し、マニュアルに従って初期設定をすませます。これで利用開始となります。
まとめ
格安SIMサービスは、それぞれ特徴が大きく異なり万人にあうサービスはありません。
そのため、それぞれのサービスの特徴を把握して、自分にあったサービスを選ぶのがおすすめです。
特にこの記事でおすすめしたサービスはメリットも多いので、希望に合うようならぜひ選択肢の1つに入れて検討してみて下さい。