「NifMoって実際に使ってみてどうなの?」「NifMoの評判はいいの?悪いの?」
NifMoについてこんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?
格安SIMは約600社から提供されており、Y!mobileやUQモバイルをはじめイオンモバイルやLINEモバイルなど様々です。
有名な会社からも格安SIMサービスを提供しており、どこを使ったらいいのか分からない人も多いかと思います。
今回は上記の疑問を解決していきながら、格安SIMの中でも聞き馴染みの薄い、NifMoの評判や料金プランを解説していきます。
NifMoの悪い評判は?
安いのが当たり前の業界のため、各格安SIM会社によってサービスが異なり良い点もあれば劣る点もあります。
まずは悪い評判を見ていきましょう。
- 小容量プランがない
- 一日に大量データ通信を使うと通信制限がかかる
- 高速通信/低速通信の手動切り替えができない
- 解約方法が分かりにくい
小容量プランがない
NifMoのプランは3GB、7GB、13GBの3種類しかありません。
シンプルで良いという人もいれば、「自分はほとんど使わないから1GBのような小容量でいい」という方も一定数いらっしゃいます。
3GBでも持て余す方がいるので小容量プランの選択肢が増えれば、さらに人気が高まりそうです。
一日に大量データ通信を使うと通信制限がかかる
格安SIM会社は大量にデータ通信を行うと通信制限がかかるようになっています。
各格安SIM会社では、3日間の累計データ通信が一定量を超えると制限をかける会社が多いですが、NifMoの場合は1日での通信量になります。
どのくらい使用すれば通信制限がかかってしまうのか見ていきましょう。
料金プラン | データ使用量 | |
1日あたりの通信量制限 | 3GB | 650MB/日 |
7GB | 1,500MB/日 | |
13GB | 2,800MB/日 |
Wi-Fiのないところで動画の閲覧など大量にデータを使用し、上記表に記載されたデータ量を超えると通信制限がかかります。しかし通信制限がかかっても翌日には解除されます。
高速通信/低速通信の手動切り替えができない
高速通信ばかり使っていると契約プランのデータ量をすぐに超えてしまうため、高速通信と低速通信を切り替えながら節約して使うのが主流です。
しかしNifMoは手動切り替えができません。
万が一通信制限がかかってしまい低速になっても、SNSやLINEの送受信はできます。
しかし各社が可能な機能になりますので、NifMoにも本機能を付けてほしい声が多いです。
ではどのように節約すればよいかというと、NifMoには「My NifMo」というサービス(アプリ)があります。
このアプリを使用するとデータ通信料を細かく確認することができます。
「直近3日間の通信量」や「今月の通信量」を細かくチェックできるので、都度確認しながら利用することをおすすめします。
解約方法が分かりにくい
解約方法が分かりにくいという声が散見されています。
理由としては解約の申請をしてから実際に解約になるまで、まず10日間かかります。
解約したと思っていたら毎月250円の請求がきて気が付かない方が多数いらっしゃいます。
これはNifMoを契約する際に「@nifty基本料金(250円)」という契約が必要になり、nifmo契約中は割引されているため本来かかってこない金額です。
しかしNifMo解約後に@nifty基本料金だけが取り残されており、250円だけ無駄に払っているというケースがあります。
必ず@nifty IDの解約を行うようにしましょう。
NifMoの良い評判は?
格安SIMは何と言っても、大手携帯電話会社と比較して月額料金が安く人気があります。
悪い評判を先に紹介しましたが、次はNifMoの良い評判を解説していきます。
- niftyが提供する格安SIMだから安心できる
- 速度が安定している
- 7GBプランのコスパが良い
NifMoが提供する格安SIMだから安心できる
1987年から日本の通信業界を牽引してきた、老舗インターネットプロバイダ「nifty」のサービスだからこその安心感があります。
ご自宅にフレッツ光やドコモ光の回線を引いている方は「nifty」というプロバイダを聞いたことがあると思います。nifty光にしている方はもちろんですが。
新型コロナウイルスの影響により自粛要請が発令されたことは記憶に新しいですが、NifMoは2020年8月まで毎月50GBまで無償提供していました。
オンライン授業やオンライン会議など、リモート需要の拡大に合わせた支援措置が取られたそうです。このような緊急事態にNifMoは我々を陰で支えてくれていたということです。
速度が安定している
格安SIMと聞くと通信の不安定さが気になるところです。NifMoの場合、NTTドコモ回線を利用した通信のため比較的安定している声が多くあります。
しかしどの格安SIMも平日昼間は速度が落ちますが、それはNifMoも同じことが言えます。
7GBプランのコスパが良い
NifMoのデータ専用7GBプランは1,600円~と非常にコスパが良いと言えます。
音声通話プランを付けても2,300円です。プランについての詳細は後述しますが、同データ量で他社と比較してみましょう。
会社名 | データ量 | 月額料金 |
NifMo | 7GB | 1,600円 |
LINEモバイル | 6GB | 1,700円 |
mineo | 6GB | 1,580円 |
IIJmio | 6GB | 1,660円 |
エキサイトモバイル | 7GB | 1,900円 |
※データ通信専用プランで比較
各社7GBに近いデータ量で比較をしてみましたが、1GB=数百円~1,000円(会社によって価格変動)ほど金額がかかります。月のデータ量が6GBの会社でもnifmoより安くて数十円しか変わりません。
NifMoの7GBデータ専用プランは、比較的コスパが良いということが分かるかと思います。
NifMoの基本情報
NifMoにしようかなと考えているのなら、NifMoのことをしっかりしった上で検討しましょう。
「NifMo(ニフモ)」とは大手インターネットサービスプロバイダの「nifty(ニフティ)」が手掛ける格安SIM(MVNO)サービスです。
株式会社ニフティは2014年11月からnifmoサービスをスタートさせました。
またMVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略で日本語に治すと「仮想移動体通信事業者」となります。
すなわちこのような格安SIM会社は、大手携帯電話会社の設備をレンタルしインターネットや音声通話ができるようになっています。
格安SIM会社は設備メンテナンスや店舗運営費用が大手携帯電話会社と比較して安価なため、月額料金を安く抑えれるのが特徴です。
NifMoの通信回線はNTTドコモの回線をレンタルして通信ができるため、ドコモユーザーの乗り換えが一番スムーズといえるでしょう。
格安SIMを選ぶ際に重要なポイント
どの格安SIMを選うべきポイントはユーザーによって異なりますが、数ある格安SIMサービスの中から1社を選ぶ際に重要となるポイントを解説します。
- 月額料金
- 通信速度
- キャンペーン
- 解約金
ここではNifMoの基本サービスを解説していきます。
月額料金
NifMoの月額料金について解説していきます。NifMoの料金プランは至ってシンプルに構成されています。
以前は最大データ量が13GBまでだったのが、リモート需要の拡大から2020年9月1日より30GB・50GBのプランが追加されました。
また50GBプランを契約した場合、データ通信量を50GBまで無償追加できるサービスを2020年12月末まで提供しています。
NifMoの料金プラン一覧
データ量 | 音声通話プラン | SMS付きプラン | データ通信プラン |
3GB | 1,600円 | 1,050円 | 900円 |
7GB | 2,300円 | 1,750円 | 1,600円 |
13GB | 3,500円 | 2,950円 | 2,800円 |
30GB | 4,300円 | 3,750円 | 3,600円 |
50GB | 5,500円 | 4,950円 | 4,800円 |
NifMoの月額料金は最安値で900円~利用することができます。
通話をするかしないかで大幅に料金をカットすることができます。
音声通話付きであったとしても3GBで1,600円はかなり安い料金になっています。
音声通話に関しても仕事などで使わざるを得ない方を除き、LINE通話で事足りる場合はデータ通信プランにしてもよいかと思います。
しかし酷評をするとすれば料金プラン体系が少なく、自分の使い方と合わない方もいるかもしれません。
1GBや5GBなど料金プランをもう少し増やすと、ユーザー側も選びやすくなるのではないかと思います。
通信速度
NifMoの使用回線はNTTドコモということもあり、通信速度は比較的安定していると定評があります。
しかしあくまでも格安SIMの部類のため、利用者数が多くなる時間帯では遅くなることがあります。
NifMoの最大通信速度はLTE通信で下り最大375Mbps、上り最大50Mbpsとなっています。
これはあくまで理論値であり、最大値が日頃から出るものではありません。
実際にNifMoで計測しているサイトの速度データを参考に載せておきます。
時間帯 | 通信速度(下り) | 通信速度(上り) |
午前(7時~8時) | 25.77Mbps | 2.88Mbps |
正午(12時~13時) | 1.11Mbps | 3.56Mbps |
午後(21時~22時) | 4.54Mbps | 5.08Mbps |
※モバレコサイトより引用
あくまでも一例ですがやはり昼時は混雑し繋がりにくくなる傾向があります。
しかし午前と午後に関しては比較的安定しており、YouTubeなどの動画閲覧は止まることなく視聴できたというデータがあります。
データ量を使いすぎて低速になってしまった場合の通信速度は上り・下りともに200Kbpsとなります。
キャンペーン
他社から乗り換える際にキャンペーンを重視する方は多いでしょう。
しかし現在NifMoでは、キャッシュバックキャンペーンは行っていません。
現在行っているキャンペーンは、
- 一緒に使ってギガ増量→(2020年8月31日新規受付終了)(適用中の場合は2021年3月31日終了)
- ネット+スマホ割→(NifMo13GBプランと@nifty接続サービス※を同一IDにて利用でNifMo利用代金から200円割引)
※@nifty接続サービスとは以下を指します。
- @nifty光
- @nifty光プロバイダコース
- @nifty光ライフ with フレッツ
- @nifty光ライフ with フレッツ、Bフレッツコース
- @nifty auひかり
- @nifty コミュファ光
- @nifty eo光
- @nifty with ドコモ光、ADSL接続サービス、フレッツ・ADSL
以前は20,000円キャッシュバックなども行っていたということでしたが、現在のキャッシュバックは@niftyとのセット割しかないためキャンペーンは無しと考えた方がいいでしょう。
過去に周年祭などで大きなキャンペーンをやっていることもあったので、タイミングを見計らう必要がありそうです。
解約金
NifMoは解約金がかかりません。
しかし注意したいのは、解約に10日かかるため、月をまたいでしまうと翌月分まで請求がいきます。
解約を考えている場合は、10日間を逆算して解約するようにしましょう。
また前述しましたが解約後も250円の請求をされる事象が発生しています。
これはNifMoを契約する際に「@nifty基本料金(250円)」が付与されますが、契約中は割引が入るため請求はきません。
しかし解約後に@nifty IDの解約も行わないと「@nifty基本料金(250円)」だけが残り、請求され続けますので注意が必要です。
NifMoを使うならこのプランがおすすめ
スマホの使い方は人それぞれ、メールやSNSが中心の人もいれば動画や映画など沢山使いたい方もいます。
ライトユーザーからヘビーユーザーへおすすめのプランを解説していきます。
データ量 | 音声通話プラン | SMS付きプラン | データ通信プラン |
3GB | 1,600円 | 1,050円 | 900円 |
7GB | 2,300円 | 1,750円 | 1,600円 |
13GB | 3,500円 | 2,950円 | 2,800円 |
30GB | 4,300円 | 3,750円 | 3,600円 |
50GB | 5,500円 | 4,950円 | 4,800円 |
ライトユーザーなら7GBプラン
SNSの閲覧・投稿やインターネットでニュースを見るのが中心だけど、YouTubeでの動画はたまに楽しみたいという方は7GBプランがおすすめです。
7GBのデータ量があれば、テザリングを使って他の機器で通信することもできます。
もしデータ量が余った場合は、翌月に繰り越すことができ便利です。
ヘビーユーザーなら30GBプラン
日中は外でYouTubeなどの動画をたくさん見るという方は、30GBプランがおすすめです。
また自宅に光回線を引いておらずWi-Fiは使っていない際にも、こちらのプランは最適かと思います。
「自分はもっと使うかも?」という方には50GBプランにすれば無償で50GB追加でき、合計100GBまで利用することができます。
家族で使うならNifMoファミリープログラムがおすすめ
NifMoファミリープログラムとは、1契約(親ID)に6回線(子ID)まで紐づけてデータ量をシェアすることができます。
一人ずつ契約すると使い切れない余分なデータ量を、NifMoファミリープログラムであればデータ容量をシェアして無駄なく使うことができます。
NifMoと他社の料金比較
NifMo以外にも格安SIMサービスはたくさんあります。
他社を比較をして自分に合った最適な格安SIMを見つけてみましょう。
以下の表は音声通話機能付きで比較しました。
NifMo | Y!mobile | UQmobile | LINEモバイル | OCNモバイルone | mineo | |
データ量 小 | 1,600円
(3GB) |
2,680円
(4GB) |
1,980円
(3GB) |
1,480円
(3GB) |
1,480円
(3GB) |
1,600円
(3GB) |
データ量 中 | 2,300円
(7GB) |
3,680円
(13GB) |
ー | 2,200円
(6GB) |
1,980円
(6GB) |
2,280円
(6GB) |
データ量 大 | 3,500円
(13GB) |
4,680円
(17GB) |
2,980円
(10GB) |
3,200円
(12GB) |
2,880円
(10GB) |
3,220円
(10GB) |
データ量
特大 |
4,300円
(30GB) |
ー | ー | ー | 4,400円
(20GB) |
4,680円
(20GB) |
データ量
特々大 |
5,500円
(50GB) |
ー | ー | ー | 5,980円
(30GB) |
6,600円
(30GB) |
あくまでも基本料金で記載しておりますので、条件を満たした際の各種割引は考慮していません。
データ量をどれくらい使うかにもよりますが、データ量が多くなればなるほどNifMoの料金が安いことが分かります。
NifMoのオプションサービス
ここまではNifMoの月額料金や通信速度について述べてきましたが、ここからはオプションサービスについて解説します。
オプション名称 | 月額料金 | サービス概要 |
NifMo半額ダイヤル | 0円 | 専用アプリから電話をかけると通常通話料金より半額
30秒20円→10円 |
NifMo10分かけ放題 | 830円 | 1回につき10分までの国内通話が何度でもかけ放題 |
NifMoあんしん保証
プレミアム |
980円 | 破損・水没・紛失時の端末保証 |
@niftyまかせて365 | 500円 | 電話やリモートで365日サポート |
@nifty詐欺ウォール | 500円 | 悪質なネット詐欺を未然に防ぐ |
上記以外にもオプションはありますが代表的なものだけ抜粋しました。
@niftyのプロバイダをやっているだけに、オプションサービスは豊富にあります。
格安SIM会社の中では10分かけ放題が無償で付いてくるプランがあります。
しかしNifMoの場合は、830円のオプションを付けないといけないので通話も利用する方は少々割高になってしまいます。
NifMoの解約金と解約方法
現在NifMoを利用しており「他社へ変更したい」「契約を解除したい」方向けに解約手順を解説します。
解約方法がややこしいという口コミや注意点がありますのでよく理解したうえで解約手続きを行ってください。
番号そのままで他社へ変更したい
NifMoで利用していた電話番号をそのまま他社で使いたい方向けです。
MNP転出をする場合は「NifMo利用状況照会」でMNP予約番号を取得します。
他社へ移った際に、NifMo側でMNP転出手数料3,000円(税抜)が発生します。
MNP予約番号が取得できれば、新しく契約したい会社に持っていけば問題ないです。
解約したい
他社に乗り換えではなくNifMoを解約したい方向けです。
NifMoの解約手続きは、申し込みから解約まで10日かかります。
また解約が完了するまでに月をまたがった場合は翌月の利用分が請求されます。
料金は日割りにはなりませんので、無駄にお金をかけたくないのであれば、月初に手続きを行うことをおすすめします。
他社へ転出・解約時の注意点
シェアプランを契約しており親IDが解約および他社へ乗り換える場合は、子IDが取り残されてしまうため子IDを独立させないといけません。
また前月に繰り越していたデータ量は解約後消えてしまうので余さず使い切ってしまいましょう。
前述しましたが他社への転出や解約をしても、「@nifty基本料金(250円)」の請求だけが残ってしまうことがあります。必ず@nifty IDの解除を行いましょう。
まとめ
NifMoについて細かく解説しました。
NifMoがおすすめな方は
- 通話よりデータ通信が中心
- 家族3人以上スマホを使用しておりデータ量が余っている→(ファミリープログラム)
- @nifty光や@niftyのプロバイダサービスを使っている
などが挙げられます。
通話をたくさん利用する方はあまり向かない料金体系かと思います。
しかし全般的な月額料金については他社よりも安価で利用することができ、通信速度についても比較的安定した速度で利用できます。
現在はキャンペーンが無いというところが残念なところですが、@niftyが提供する格安SIMなので安心して利用できるのではないでしょうか。
ぜひこの記事を参考にしながら検討してみてください。
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2 レビュー
Niftyのネットを使っているついでに、格安スマホも勧められたから…
ちょっと他社と比較してみて乗り換えました。
Niftyだから、そんなに安くないだろうと思ってたら、結構安くてビックリ。
3GBプランで契約してます。
7GBに変更してもそこまで高くないから、ちょっと検討中。
niftyサーブ時代からずっと使っていて、今は@niftyひかり。
もう25年くらいの付き合いになるのかなあ(笑)
で、モバイルもdocomoから切り替えるときに光とセットでNifMoにしましたよ。
NifMoって、意外と安いんですね。
7GBのプランで、夫婦合わせても5000円いかない。
実は他も検討したんですが、なんか通信量とのコスパを考えたらこれが一番いいだろうということで、図らずもniftyでまとまった感じです。
月に7GBもあったら、まあ大抵のことには困らないですよ。